企業主導型保育所 今年度中に制度改善へ  【毎日新聞より】

待機児童対策の切り札として政府が整備を進める「企業主導型保育所」の在り方を見直す内閣府の検討委員会が17日、初会合を開いた。定員割れや突然の休園など問題が相次いでいることを受け、今年度中に制度の改善策をまとめる。

 企業主導型保育所は、企業が主に従業員向けに開設する認可外保育所で2016年度から始まった。認可保育所に比べて保育士の配置基準などが緩いが、施設整備費や運営費は認可並みの助成が受けられ、急増している。

 ただ、都市部を中心に待機児童が解消されない中、企業主導型保育所は空きが多く、ミスマッチが生じていることが判明。10月には東京都世田谷区の企業主導型保育所2カ所で保育士が一斉退職し、うち1カ所が休園した。認可保育所を管轄する自治体との連携も課題となっている。

 委員会では、(1)質と事業の継続性の確保(2)自治体との連携(3)指導・監査、相談支援のあり方(4)指導・監査や助成金の支給を担う実施機関の体制強化――の4点を議論し、改善策をまとめる。

 この日の会合に出席した宮腰光寛少子化担当相は「量の整備に重点が置かれ過ぎ、質の確保への意識が必ずしも十分ではなかった。一度立ち止まり取り組みを検証し、反省すべきは反省してしっかり改善を図る」と述べた。

 企業主導型保育所は今年3月末までに約2600施設(定員約6万人分)が整備され、今年度の審査で新たに約1500施設(約3万5000人分)増える見通しだ。【横田愛

_____________________________________________________________________

 

定員割れや突然の休園が相次いでる? 運営費は認可並みの助成?

政府は何をみているの?

 

突然の休園っていったいいくつあるのでしょうか。

定員割れにも色々な要因はある思う。

自治体が、全く企業主導型に関わらないところもある。

市が、行政が、助けてくれない分、自分たちでの宣伝だけでは弱い部分もある。

運営費が認可並みの助成を受けられれば休園しません。

何を言っているのでしょうか?

閉園された園も泣く泣く閉園したことでしょう。

 

中には、安易に手を出して運営は丸投げの園や、整備費目的の悪徳企業もあったかもしれませんが、ほとんどの園では必死に耐えて、子供たち、先生たちのために保育園の運営を頑張っています。

 

(1)質と事業の継続性の確保

・運営者の質をはかる研修制度等の整備、必須研修、要資格取得制度などの後発的だが、質うんぬんというならば必要だとおもいますし、するべきだと思う。

継続性の確保に関しては、行政の対応の遅さ。これにつきます。運営費さえまわれば運営は続けていける。

(2)自治体との連携

自治体の企業主導型保育への対応の差が激しすぎる。同じ県だが、隣の市との差がすごい。これは全国的に調べたわけではないですが、少なからず私の県では起こっている現状だ。A市では、認可外保育園に関しては、全く関与がないのでこちらに聞かれても困る。届け出と監査だけの対応しかしません。とはっきり。B市では、申請段階で、お伺いの電話まである。今後協力して進めるため、宣伝もさせてください。何かあればこちらからご連絡致します。など。。差がすごい。

(3)指導・監査、相談支援のあり方

・監査の担当者が平気で間違ったことを言う。何度確認しても「そのように書いてあるので間違いない」そのまま、児童育成協会に電話で確認したら「それはまちがっています。その監査担当の名前はなんですか?こちらから訂正の連絡を入れます」と、非常に混乱します。監査指導の立場でそのような状態でした。過去の話です。。

(4)指導・監査や助成金の支給を担う実施機関の体制強化

・児童育成協会のことでしょうか。今のままでは、そこに勤めている方々が可哀そうです。人によっては、非常に親身になって話を聞いてくれる方もいます。そうじゃない方もいますが!はやく、この体制を強化してください。ここが一番の肝になってくれることを祈ります。人数を10倍ぐらいに増やさないと対応できないんじゃないでしょうか。

 

 

最後に、こういうニュースが出ると、運営者を白い目でみようとする人が増えます。

内閣府の都合の悪いことはオブラートに包んで棚に閉まっておくくせに、どんどん立場が悪くなります。特に、認可保育園や私立保育園の施設長さんと話しすると、見事に悪いイメージしか持っていません。それだけ、情報が錯乱しています。

こんなに、良い事業なのに悲しいです。

 

もっと、企業主導型保育の需要と、イメージがアップすることを祈ります。努めます。

 

 

久しぶりの投稿でした~♪